施設案内
受付
診察前あるいは検査の待ち時間などが長くなりそうな場合、外出等していただくことも可能です。何かご要望等ございましたらスタッフまでお気軽にお申し付け下さい。
待合室
大型犬から小型の動物までご利用いただける床式体重計を設置しています。お気軽に体重チェックにいらして下さいね。
お茶とコーヒーはご自由にお飲み下さい。
薬局
飼い主様にお渡しする内用薬や外用薬、さらには処方食やサプリメント、シャンプー類などの準備を行う部屋です。
第1診察室
主に小型動物の診察に用いています。壁面設置した医療用高精細モニターにはレントゲンやCT、エコーなどの各種検査画像を表示し、飼い主様への説明時に用いています。
第2診察室
爪切りや毛玉とり、肛門腺絞りなどの簡易処置や椎間板ヘルニアや外傷時の温熱治療(近赤外線、レーザー処置)、超音波(エコー)検査を行う際に用いています。
第3診察室
主に大型動物の診察に用いています。
診察準備室
診察時に用いる様々な小物、眼科器具(スリットランプ、検眼鏡、眼圧計、眼底鏡等)、耳科器具(検耳鏡、イヤーウォッシュシステム等)、顕微鏡、心電図、心音図、血圧計、その他をいずれの診察室からもすぐに利用できるように設置してあります。注射液の準備もここで行います。
駐車場
普通車18台以上駐車可能です。余裕をもたせてラインを引いてありますので、運転の苦手な方でも駐車はしやすいと思います。
エントランス
動物たちの脱走防止のため、押しボタン式の自動ドアとしてあります。
検査室・処置室
検査室:血液検査機器や尿検査機器等が設置してあり、ここで検査を行っています。
血球計算、血液生化学検査、血液凝固系検査、血液ガス検査、犬CRP検査、各種ウイルス・フィラリア・寄生虫検査、血液型検査、尿一般パネル検査、尿比重検査、尿沈渣検査、尿中微量アルブミン検査等が実施できます。
処置室
処置室中央には、シャワー付処置台が設置してあり、入院するわんちゃんやねこちゃんの治療や歯石除去処置、患部の洗浄処置等に利用しています。また、この処置台は天板をはずして、シャンプーやマイクロバブル薬浴、水中トレッドミルが行えるようになっています。
マイクロバブル
マイクロバブル薬浴:ミクロの泡が毛穴の奥まで入り込み、ニオイのもととなる毛穴の奥にたまった汚れや、皮膚の表面に付着した老廃物を強力に除去します。そのため、刺激の強いシャンプーなどを使わなくても、身体から出るフケやアカを減少させ、ニオイを根元から緩和させます。さらに、身体を泡の力できめ細やかに洗浄しますのでこすり洗いも基本的に不要なため、皮膚の弱いわんちゃんやねこちゃんにも安心の設備です。当院では、普通のシャンプー処置と併用したり、アレルギー疾患やその他皮膚のトラブルを起こしやすいわんちゃんやねこちゃんの治療補助として利用しています。特にアトピー性皮膚炎のわんちゃんやねこちゃんの場合には、毛穴の奥に入った花粉等のアレルゲン物質を除去することで減薬や休薬できる場合もあり、有用と考えています。また、頑固な脂漏症にも有用です。
トレッドミドル
水中トレッドミル(ハイドロセラピー理学療法用バス):水中での浮力を利用しての歩行訓練に利用します。具体的には、椎間板ヘルニアや骨折・脱臼、股関節異形成等の疾患時に、筋肉退化防止を目的にリハビリテーションの一環として利用しています。また、老齢時の筋力アップや肥満時の運動補助・ダイエット(肥満時に通常の運動療法を適応すると足腰に負担がかかって関節炎等が悪化する場合があるため、浮力を利用した本方法で足腰の負担を減らした状態で運動療法をします。)にも有効です。その他、心肺機能強化や血流血圧正常化といった作用もあるとされています。水流負荷を調節することで、個々のわんちゃんやねこちゃんに合った負荷状態でトレーニング、リハビリテーションを行うことが可能です。
レントゲン検査室
レントゲン検査は体内の形態的異常を診断したり、治療経過の観察に利用するなど、とても大切な検査です。場合により、造影剤(バリウムが代表的ですね。)を投与して消化管や循環器系、泌尿器系、脊髄などの状態を詳細に観察・診断することも行っています。現在はFCRシステム(フジコンピューテッドラジオグラフィーシステム)を導入しております。いわゆるデジタルレントゲンですが、濃淡やコントラストを自在に調整できることから従来のフィルム撮影よりも撮り直しが少なくなり、わんちゃんやねこちゃんの被曝量の低減化にも役立っております。拡大縮小も思いのままで小さな病変の確認にいまやなくてはならないものとなりました。撮影された画像は、各診察室や、手術室、画像診断室へサーバーを介して転送が可能で、飼い主様への説明時や複数の獣医師での診断時に役立っています。
入院室
動物病院ではケージ内でわんちゃんやねこちゃんに入院していただくことになります。温度管理はもちろん、わんちゃんやねこちゃんの性格に合わせた部屋割りや部屋作りに気を配っています。当院では小型動物用から大型動物用まで計17部屋を用意しています。
集中治療室(ICU)
小型動物から大型動物まで対応可能なICU(温湿度管理高濃度酸素集中治療室)です。酸素吸入やネブライザー(吸入治療)装置としての機能を利用し、重症わんちゃんやねこちゃんや術後わんちゃんやねこちゃんの治療に用いています。必要に応じ、心電図モニター、動脈血酸素飽和度モニター等も合わせて利用します。
スタッフが離れていても目が届きやすい場所に設置してあり、わんちゃんやねこちゃんに変化があった場合でも迅速な対応が可能です。
画像診断室
CT、レントゲン、エコー、内視鏡、腹腔鏡、X線透視等のすべての画像データをここで観察、診断、編集できるようにしてあります。動画や静止画データを検査・処置をご依頼いただいた獣医師の先生にお渡しできるように加工したり、ワークステーションを使用して、CT3D画像やCT仮想内視鏡画像等、診断用もしくはインフォームド・コンセント用画像を作成することも行います。
当院では、Mac(Osirix)とWindows(AZE Virtual place)両方のワークステーションを導入しておりますので、ご依頼いただいた獣医師の先生がご使用のPCに合わせて、MacでもWindowsでもビューアーソフトごと検査画像を書き出せます。ご自身の病院に検査画像を持ち帰って飼い主様にご説明していただくことが可能です。
手術室
手術はわんちゃんやねこちゃんには大きな負担となります。しかし病気によっては手術でしか治らない場合もあります。
わんちゃんやねこちゃんの命を預かる手術時には様々な麻酔機器、手術機器等を細心の注意で監視し、取り扱って手術に臨んでいます。
CT検査室
手術台は内視鏡ならびにCアーム対応のものを導入しています。
したがって、内視鏡検査・処置時の体位変換が容易です。内視鏡本体は様々なサイズの動物、部位、用途に対応するため細径タイプ(気管用)から長いタイプ(上部消化管用、下部消化管用)までを設置するとともに、内視鏡下処置用鉗子なども各種取り揃えています。
移動式CアームX線透視装置をセッティングすれば、検査時や術中にリアルタイムなレントゲン動画を得ることができます。
細胞培養室
細胞培養時に欠かせないクリーンベンチ(無菌作業台)、インキュベーター(培養時に用いる恒温槽)、遠心分離器(細胞の回収時等に使用)、倒立位相差顕微鏡(細胞の観察、カウントに使用)等が設置してあります。
ここで免疫細胞や幹細胞を培養し、がん免疫療法や再生医療(幹細胞療法)に使用しています。
運動場
お預かりしているわんちゃんやねこちゃんの気晴らしの場所です。定期的に消毒し、衛生管理には特に気を配っています(そのためにあえて土ではなくコンクリートの床としてあります)。
どうしても土の上や草むらでないと落ち着いて排泄できないわんちゃんやねこちゃんの場合、院外に散歩に連れ出しますが、その場合はリードを2本装着するなど、脱走・逃走対策に気を遣っています。
書庫室
日々更新される新しい教科書類やテキスト類、獣医学雑誌、動物看護雑誌、勉強会・症例検討会や学会の資料、DVDなどの映像教材等を順次こちらで保管するようにし、過去の記事も含めていつでもスタッフ全員が参照できるようにしてあります。経験の浅い獣医師や看護師の院内教育にはなくてはならない当院の大切な財産です。
Cアーム本体
手術台は内視鏡ならびにCアーム対応のものを導入しています。
したがって、内視鏡検査・処置時の体位変換が容易です。内視鏡本体は様々なサイズの動物、部位、用途に対応するため細径タイプ(気管用)から長いタイプ(上部消化管用、下部消化管用)までを設置するとともに、内視鏡下処置用鉗子なども各種取り揃えています。
移動式CアームX線透視装置をセッティングすれば、検査時や術中にリアルタイムなレントゲン動画を得ることができます。
スタッフルーム・局所
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ARIETTA60(エコー)
ARIETTA60
超音波手術器
新しい技術で難しい手術をより安全に行えます。
細胞培養時に欠かせないクリーンベンチ(無菌作業台)、インキュベーター(培養時に用いる恒温槽)、遠心分離器(細胞の回収時等に使用)、倒立位相差顕微鏡(細胞の観察、カウントに使用)等が設置してあります。
ここで免疫細胞や幹細胞を培養し、がん免疫療法や再生医療(幹細胞療法)に使用しています。
院内マップ
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処置室
処置室中央には、シャワー付処置台が設置してあり、入院中の患者様の治療や歯石除去処置、患部の洗浄処置等に利用しています。また、この処置台は天板をはずして、シャンプーやマイクロバブル薬浴、水中トレッドミルが行えるようになっています。
マイクロバブル
マイクロバブル薬浴:ミクロの泡が毛穴の奥まで入り込み、ニオイのもととなる毛穴の奥にたまった汚れや、皮膚の表面に付着した老廃物を強力に除去します。そのため、刺激の強いシャンプーなどを使わなくても、身体から出るフケやアカを減少させ、ニオイを根元から緩和させます。さらに、身体を泡の力できめ細やかに洗浄しますのでこすり洗いも基本的に不要なため、皮膚の弱い患者様にも安心の設備です。当院では、普通のシャンプー処置と併用したり、アレルギー疾患やその他皮膚のトラブルを起こしやすい患者様の治療補助として利用しています。特にアトピー性皮膚炎の患者様の場合には、毛穴の奥に入った花粉等のアレルゲン物質を除去することで減薬や休薬できる場合もあり、有用と考えています。また、頑固な脂漏症にも有用です。
トレッドミル
水中トレッドミル(ハイドロセラピー理学療法用バス):水中での浮力を利用しての歩行訓練に利用します。具体的には、椎間板ヘルニアや骨折・脱臼、股関節異形成等の疾患時に、筋肉退化防止を目的にリハビリテーションの一環として利用しています。また、老齢時の筋力アップや肥満時の運動補助・ダイエット(肥満時に通常の運動療法を適応すると足腰に負担がかかって関節炎等が悪化する場合があるため、浮力を利用した本方法で足腰の負担を減らした状態で運動療法をします。)にも有効です。その他、心肺機能強化や血流血圧正常化といった作用もあるとされています。水流負荷を調節することで、個々の患者様に合った負荷状態でトレーニング、リハビリテーションを行うことが可能です。
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レントゲン検査室
レントゲン検査は体内の形態的異常を診断したり、治療経過の観察に利用するなど、とても大切な検査です。場合により、造影剤(バリウムが代表的ですね。)を投与して消化管や循環器系、泌尿器系、脊髄などの状態を詳細に観察・診断することも行っています。現在は完全にデジタル化されたレントゲンシステムとなっており、濃淡やコントラストを自在に調整できることから従来のフィルム撮影よりも撮り直しが少なくなり患者様の被曝量の低減化にも役立っております。拡大縮小も思いのままで小さな病変の確認にいまやなくてはならないものとなりました。撮影された画像は、各診察室や、手術室、画像診断室へサーバーを介して転送が可能で、飼い主様への説明時や複数の獣医師での診断時に役立っています。
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気管ステント設置を実施した気管虚脱症例/椎弓切除術およびアリゲータープレート設置を実施した脊椎骨折症例
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大腿骨骨折症例/同症例手術後(プレート設置術後)
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画像診断室
CT、レントゲン、エコー、内視鏡、腹腔鏡、X線透視等のすべての画像データをここで観察、診断、編集できるようにしてあります。動画や静止画データを検査・処置をご依頼いただいた獣医師の先生にお渡しできるように加工したり、ワークステーションを使用して、CT3D画像やCT仮想内視鏡画像等、診断用もしくはインフォームド・コンセント用画像を作成することも行います。
当院では、Mac(Osirix)とWindows(AZE Virtual place)両方のワークステーションを導入しておりますので、ご依頼いただいた獣医師の先生がご使用のPCに合わせて、MacでもWindowsでもビューアーソフトごと検査画像を書き出せます。ご自身の病院に検査画像を持ち帰って飼い主様にご説明していただくことが可能です。 -
手術室
手術は患者様には大きな負担となります。しかし病気によっては手術でしか治らない場合もあります。患者様の命を預かる手術時には様々な麻酔機器、手術機器等を細心の注意で監視し、取り扱って手術に臨んでいます。
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創外固定法を実施した大型犬の前腕骨粉砕骨折症例
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骨プレート固定を実施した小型犬の前腕骨骨折症例
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脊髄減圧術ならびにプレート固定を実施した脊椎骨折・脱臼症例
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腰部椎間板ヘルニア減圧手術
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頚部椎間板ヘルニア減圧手術
眼科手術や神経手術などのマイクロ手術の場合には、正確な作業のために手術用顕微鏡を利用しています。
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手術用顕微鏡下画像(角膜裂傷縫合手術)
手術台は内視鏡ならびにCアーム対応のものを導入しています。
したがって、内視鏡検査・処置時の体位変換が容易です。内視鏡本体は様々なサイズの動物、部位、用途に対応するため細径タイプ(気管用)から長いタイプ(上部消化管用、下部消化管用)までを設置するとともに、内視鏡下処置用鉗子なども各種取り揃えています。移動式CアームX線透視装置をセッティングすれば、検査時や術中にリアルタイムなレントゲン動画を得ることができます。
よって骨折手術では正確性が向上し、場合によっては非開創・低侵襲な手術も可能です。また門脈シャントや血栓症等の血管手術、循環器分野における透視下での検査・治療にも役立っています。
サブトラクション機能付きなのでインターベンション治療の際にも利用しやすく、現在獣医療においても発展著しいカテーテル治療などのより侵襲が低い治療の実施には必須の装置です。
天井にはフレキシブル大型スレーブモニターが設置してあり、
・麻酔モニター情報や人工呼吸状態表示(手術室内の全員がどこからでも生体情報を把握できるようにするため)
・術中参照画像としてレントゲンやCT画像等の表示(これらの画像を参考に手術を行います)
・手術用顕微鏡、内視鏡、腹腔鏡、CアームX線透視装置使用時の画像表示(術者、助手双方が無理なく見やすい位置に画面を移動することで作業効率、正確性が向上します。)
上記のような様々な画像表示ができるようになっています。手術の安全性、正確性、作業効率の向上に役立っています。 -
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CT検査室
最薄0.25mmスライスの画像取得が可能な80列マルチスライスヘリカルCTスキャナが設置してあります。
CT検査により、従来のデジタルレントゲンでは診断できなかった病変も描出することが可能です。また、装置の性能向上と無麻酔CT用動物専用ポジショナーの開発によって無麻酔でCT撮影することも選択可能になりました。-
竹串の誤飲症例ですが、X線を透過しやすい性質上、レントゲンでは見えないことも多いです。CTではくっきり描出されました。大事な臓器が傷ついていなければ手術で完治も期待できます。
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心臓の陰に隠れてレントゲンでは見逃しやすい小さな肺腫瘍もCTでは見逃しません。
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頭蓋内病変(写真は脳腫瘍)はレントゲンでは認識不可能ですが、CTでは可能です。(但し頭蓋内に関してはMRI検査のほうが優れる面も多いので、それぞれの検査の得意不得意を考慮した上で状況的にメリットがより多い検査を選択すべきです。)
また、3断面画像を作成しあらゆる方向から体内をスライスして病変を探ることができます。病変の有無、広がり方、手術適応かどうかなどの重要な判断材料になります。
さらに、3D画像解析や仮想内視鏡などといった様々な画像解析を実施することにより、より正確な画像診断、飼い主様が理解しやすいインフォームド・コンセント用画像の作成が行えます。
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腰部椎間板ヘルニア
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気管支内の仮想内視鏡画像
3D画像は臓器の位置関係、血管の走行を立体的に認識できるため、画像のイメージがそのまま術野のイメージとなり、手術を支援してくれます。また飼い主様にもわかりやすい画像であるため、インフォームドコンセントに有用です。
3D画像は 、微小な骨折や複雑な骨折時にも術式の作戦を練るうえで重要な役割を果たしてくれます。
また、手術室の一角にCTを設置したことで、手術中や生検(バイオプシー)時におけるCT利用が容易な配置になっており、より正確な処置が可能となりました。
術中ナビゲーションとしての利用や、従来は手術でしか採取不可能であった部位の非観血的組織採取におけるガイドとしての利用等、様々な面で役立っています。肺腫瘍の生検(バイオプシー):採取した組織を病理検査することで、腫瘍の種類、良悪性等の情報が得られます。治療方針(手術、抗がん剤、放射線療法、免疫療法等)の決定には重要な検査です。
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