病院案内
院長経歴
院長・獣医師 岩田 和也
1974年、岐阜県大垣市生まれ。大垣北高等学校卒業後、鳥取大学獣医学科入学。
大学卒業後、クワハラ動物病院(名古屋市)にて約3年間勤務医として勤務。
2001年3月、岐阜市芥見にて「いわた動物病院」開院。
現在、日本小動物獣医師会、動物臨床医学会、獣医腎泌尿器学会、獣医再生医療学会、中部小動物臨床研究会、岐阜小動物臨床研究会、ベッツ井ノ口研究会、その他各種勉強会に所属。
腎泌尿器病、循環器病、再生医療、各種外科(整形外科、軟部組織外科、腫瘍外科)に特に興味があります。
日進月歩で開発される新しい臨床技術を当院でも臨床応用し、飼い主様の大切なご家族に還元できるよう、日々情報収集と勉強の毎日です。
お困りのこと、診療に対する疑問点等があればなんでもお気軽にご相談・ご質問下さい。
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 | |
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AM9:00~12:00 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
PM5:00~8:00 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ▲ | × |
▲…土曜日の夕方のみPM5:00~7:00となります。※30分前受付終了
※ただし、急患の場合はこの限りではありません。まずはお電話下さい。
アクセス
医院名 | いわた動物病院 |
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所在地 | 〒501-3133 岐阜県岐阜市芥見南山3-5-10 |
TEL | 058-242-0012 |
院内マップ
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処置室
処置室中央には、シャワー付処置台が設置してあり、入院患者様の治療や歯石除去処置、患部の洗浄処置等に利用しています。また、この処置台は天板をはずして、シャンプーやマイクロバブル薬浴、水中トレッドミルが行えるようになっています。
マイクロバブル
マイクロバブル薬浴:ミクロの泡が毛穴の奥まで入り込み、ニオイのもととなる毛穴の奥にたまった汚れや、皮膚の表面に付着した老廃物を強力に除去します。そのため、刺激の強いシャンプーなどを使わなくても、身体から出るフケやアカを減少させ、ニオイを根元から緩和させます。さらに、身体を泡の力できめ細やかに洗浄しますのでこすり洗いも基本的に不要なため、皮膚の弱い患者様にも安心の設備です。当院では、普通のシャンプー処置と併用したり、アレルギー疾患やその他皮膚のトラブルを起こしやすい患者様の治療補助として利用しています。特にアトピー性皮膚炎の患者様の場合には、毛穴の奥に入った花粉等のアレルゲン物質を除去することで減薬や休薬できる場合もあり、有用と考えています。また、頑固な脂漏症にも有用です。
トレッドミドル
水中トレッドミル(ハイドロセラピー理学療法用バス):水中での浮力を利用しての歩行訓練に利用します。具体的には、椎間板ヘルニアや骨折・脱臼、股関節異形成等の疾患時に、筋肉退化防止を目的にリハビリテーションの一環として利用しています。また、老齢時の筋力アップや肥満時の運動補助・ダイエット(肥満時に通常の運動療法を適応すると足腰に負担がかかって関節炎等が悪化する場合があるため、浮力を利用した本方法で足腰の負担を減らした状態で運動療法をします。)にも有効です。その他、心肺機能強化や血流血圧正常化といった作用もあるとされています。水流負荷を調節することで、個々の患者様に合った負荷状態でトレーニング、リハビリテーションを行うことが可能です。
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レントゲン検査室
レントゲン検査は体内の形態的異常を診断したり、治療経過の観察に利用するなど、とても大切な検査です。場合により、造影剤(バリウムが代表的ですね。)を投与して消化管や循環器系、泌尿器系、脊髄などの状態を詳細に観察・診断することも行っています。現在はFCRシステム(フジコンピューテッドラジオグラフィーシステム)を導入しております。いわゆるデジタルレントゲンですが、濃淡やコントラストを自在に調整できることから従来のフィルム撮影よりも撮り直しが少なくなり、患者様の被曝量の低減化にも役立っております。拡大縮小も思いのままで小さな病変の確認にいまやなくてはならないものとなりました。撮影された画像は、各診察室や、手術室、画像診断室へサーバーを介して転送が可能で、飼主様への説明時や複数の獣医師での診断時に役立っています。
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画像診断室
CT、レントゲン、エコー、内視鏡、腹腔鏡、X線透視等のすべての画像データをここで観察、診断、編集できるようにしてあります。動画や静止画データを検査・処置をご依頼いただいた獣医師の先生にお渡しできるように加工したり、ワークステーションを使用して、CT3D画像やCT仮想内視鏡画像等、診断用もしくはインフォームド・コンセント用画像を作成することも行います。
当院では、Mac(Osirix)とWindows(AZE Virtual place)両方のワークステーションを導入しておりますので、ご依頼いただいた獣医師の先生がご使用のPCに合わせて、MacでもWindowsでもビューアーソフトごと検査画像を書き出せます。ご自身の病院に検査画像を持ち帰って飼主様にご説明していただくことが可能です。 -
手術室
手術は患者様には大きな負担となります。しかし病気によっては手術でしか治らない場合もあります。患者様の命を預かる手術時には様々な麻酔機器、手術機器等を細心の注意で監視し、取り扱って手術に臨んでいます。
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創外固定法を実施した大型犬の前腕骨粉砕骨折症例
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骨プレート固定を実施した小型犬の前腕骨骨折症例
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脊髄減圧術ならびにプレート固定を実施した脊椎骨折・脱臼症例
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腰部椎間板ヘルニア減圧手術
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頚部椎間板ヘルニア減圧手術
眼科手術や神経手術などのマイクロ手術の場合には、正確な作業のために手術用顕微鏡を利用しています。
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手術用顕微鏡下画像(角膜裂傷縫合手術)
手術台は内視鏡ならびにCアーム対応のものを導入しています。
したがって、内視鏡検査・処置時の体位変換が容易です。内視鏡本体は様々なサイズの動物、部位、用途に対応するため細径タイプ(気管用)から長いタイプ(上部消化管用、下部消化管用)までを設置するとともに、内視鏡下処置用鉗子なども各種取り揃えています。移動式CアームX線透視装置をセッティングすれば、検査時や術中にリアルタイムなレントゲン動画を得ることができます。
よって骨折手術では正確性が向上し、場合によっては非開創・低侵襲な手術も可能です。また門脈シャントや血栓症等の血管手術、循環器分野における透視下での検査・治療にも役立っています。
サブトラクション機能付きなのでインターベンション治療の際にも利用しやすく、現在獣医療においても発展著しいカテーテル治療などのより侵襲が低い治療の実施には必須の装置です。
天井にはフレキシブル大型スレーブモニターが設置してあり、
・麻酔モニター情報や人工呼吸状態表示(手術室内の全員がどこからでも生体情報を把握できるようにするため)
・術中参照画像としてレントゲンやCT画像等の表示(これらの画像を参考に手術を行います)
・手術用顕微鏡、内視鏡、腹腔鏡、CアームX線透視装置使用時の画像表示(術者、助手双方が無理なく見やすい位置に画面を移動することで作業効率、正確性が向上します。)
上記のような様々な画像表示ができるようになっています。手術の安全性、正確性、作業効率の向上に役立っています。 -
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CT検査室
最薄0.5mmスライスの画像取得が可能な4列マルチスライスヘリカルCTスキャナが設置してあります。
CT検査により、従来のデジタルレントゲンでは診断できなかった病変も描出することが可能です。
さらに、3D画像解析や仮想内視鏡などといった様々な画像解析を実施することにより、より正確な画像診断、飼主様が理解しやすいインフォームド・コンセント用画像の作成が行えます。-
腰部椎間板ヘルニア
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気管支内の仮想内視鏡画像
また、手術室の一角にCTを設置したことで、手術中や生検(バイオプシー)時におけるCT利用が容易な配置になっており、より正確な処置が可能となりました。
術中ナビゲーションとしての利用や、従来は手術でしか採取不可能であった部位の非観血的組織採取におけるガイドとしての利用等、様々な面で役立っています。肺腫瘍の生検(バイオプシー):採取した組織を病理検査することで、腫瘍の種類、良悪性等の情報が得られます。治療方針(手術、抗がん剤、放射線療法、免疫療法等)の決定には重要な検査です。
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1.経営の方向性及びデジタル技術等の活用の方向性について
①デジタル技術が社会や自社の競争環境に及ぼす影響について
いわた動物病院は、「大切な家族の一員だから。―あなたの大事な家族を守りますー」を
病院のモットーとして、開院以来地域の小動物の高度獣医療を提供するために全力で取り
組んできました。
近年のデジタル化に対応し、高度獣医療を提供するために、当院では、最新のデジタル治
療機器の導入を進めていきます。そして、このようなDX化の時代に対応するために順次
最新の治療機器やシステム化を進めていき、あなたの大事な家族を守っていきます。また
、動物病院運営のデジタル化も進め、ITを活用した情報発信、事務手続きの円滑化を図っ
ていきます。今後一層、治療の満足度の向上、小動物治療のために邁進してまいります。
②経営ビジョン
「大切な家族の一員だから。―あなたの大事な家族を守りますー」を推進していくために
、治療機器・院内システムのデジタル化を進めていきます。
デジタル化の推進によって、これまで以上にわかりやすく、詳しい病状説明とともに検査
・治療法の選択肢をご提示し、飼い主様のご意向をお伺いした上でさらに十分な検討を加
え、最終的に獣医師と飼い主様双方が納得のいく検査・治療法を実践することに重点をお
いていきます。
2.経営ビジョンやビジネスモデル実現のための戦略
①最新のデジタル技術と機能を持ったCTなどの治療機器を順次導入し、高度獣医療のデ
ジタル化を図っていきます。
②デジタルデータをもとに、これまで通り大学などと連携し、高度な検査・治療にあたっ
ていきます。
③待ち時間などに最新の高度獣医療の情報発信やご予約・お会計のデジタル化を進めてい
きます。
④お困りのこと、診療に対する疑問点なども気軽にご相談いただけるようにSNSなどを活
用したデジタル化を進めていきます。
3.戦略を推進するための実施体制
院長・獣医師 岩田 和也