スタッフブログ

2019.03.08

尿管ステント術実施

スタッフの加藤です。 今回は、我が家の猫、ソルン君がかかった病気についてお話したいと思います。ある日、元気・食欲が突然無くなり、嘔吐が止まらなくなりました。  病院で、診察してもらったところ、腎臓の数値が上がっていました。エコーで腎臓と膀胱をつなぐ「尿管」が詰まっていることがわかりました。  尿管閉塞による、急性腎不全と診断されました。  尿管が閉塞すると、腎臓で作られた尿が体から出せなくなり、腎臓でろ過した老廃物が体に留まってしまう(尿毒症といいます)ため、命にもかかわる病気です。  尿管が詰まった場合、尿管に人口の管を入れ、尿管を通してあげる尿管ステント術と尿管を使わずに人工的な管を腎臓から膀胱に通すSUBシステム術という手術方法があります。  ソルン君の場合は、尿管ステント術の条件を満たしていたので、SUBシステムではなく、尿管ステント術を行いました。  

手術は無事に成功、腎臓の数値も元に戻りました。

術前 BUN170、Cre17.9 ⇒ 術後 BUN28、Cre1.5(正常範囲 BUN6~39、Cre0~2.3)

院長、スタッフが一丸となり、ソルン君のために頑張っていただき感謝しています。ソルン君も頑張りました!!

定期的に、経過を見つつ、楽しい時間を一緒に過ごしていきたいと思います。

いわた動物病院
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